富永夏海氏とのやりとり

時系列に沿って

  1. 『アバカス』を推薦した推薦者・伊藤なむあひ氏から富永氏への書影使用確認のさい、富永氏から、原稿の事前確認を依頼される。
  2. 伊藤なむあひ氏から最高責任編集者・高村に「1.」の連絡があった旨をお知らせいただく。
     高村から伊藤氏に以下の2項をお返事。
    • 推薦文については伊藤なむあひ氏に著作権があるので、委員会から確認する制度はないが、個人的に見せて内容確認しておくのはOK。
    • 評定文については他の方に著作権があるので、ひとまずは保留。
       またガイドの内容をすべて伝えると「買われない」可能性がある。初代最高責任編集者・佐藤の時から「ガイド掲載作家については、ガイドを買いたい人だけ買えばよく、献本はしない」という方針でした。
  3. 伊藤なむあひ氏から富永さんに「2.」の件をご連絡。簡単なやりとりだったとのこと。
  4. 4月10日、ゲラが上がり、伊藤なむあひ氏から富永氏に評定文以外のデータを提供。
  5. あらすじの中の登場人物名などに誤字が発見され、富永氏→伊藤なむあひ氏→高村と連絡をいただき、修正。誤字以外にはいっさい修正なし。
  6. 富永氏より以下のDMをいただく。

    4月10日、富永氏とのDM引用(原文ママ)

    富永氏:はじめまして、富永夏海と申します。 じつは伊藤なむあひ様という方から、文学フリマ非公式ガイドブックに、我々の本を推薦していただくというお話を伺いました。 たいへん嬉しく、いま伊藤さまの原稿を拝見していたところです。

    そして「評定文」というものがあり、それは当日以降でないと読めない、とのことでした。 「原稿の事前確認ができる」とお聞きしていましたので、できたらこちらも拝見させていただきたく、最高責任者であられる高村さまに、お便りした次第です。

    生原稿でも構いませんので、何卒よろしくお願いいたします。

    高村:初めまして、文学フリマ非公式ガイドブック小説ガイド編集委員会の高村と申します。 このたびは本誌制作にあたってご協力を賜り、ありがとうございました。委員会を代表して、改めて御礼申し上げます。 さて、お尋ねの件ですが 評定を読みたいと思われる動機はどのようなものか、伺えますか?

    富永氏: メッセージありがとうございます。 「評定」というものがあると事前に伺っていなかったことと、評定の意味が分からなかったので、一度拝見させていただきたいのです。

    高村: ご返事ありがとうございます。 評定制度は、第4版からスタートした、推薦者以外の目から推薦作を見てもらうための制度です。 推薦者以外の3名に、今回は「自分との相性」をまず述べていただき、その理由や雑感を短くまとめていただいています。ごく普通の本のレビューと、さほど違いはありません。

    本来、委員会としてはあらゆる本文について、作者さんにお見せする制度は設けていないのですが、 今回の場合、なむあひさんから富永さんへ、あくまで私的に、という扱いでしたので、公開をOKさせていただきましたが ほかの内容については、ぜひ当日、本誌にてご覧くださいませんか。

    富永氏: そうでしたか。わかりました。 ご対応ありがとうございました。

    高村: ご理解いただき、ありがとうございます。 『アバカス』編集過程で拝読しましたが、とても力のある本だと思いました。新作も、楽しみにしております。 では、また。

  7. 責任編集・山本清風より富永氏に在庫有無の確認。確認のみ。
  8. 以降第十八回文学フリマ当日までやりとりなし。
  9. 当日、高村が富永氏にお会いして会話。非公式について掲載のお礼を言われ、販売場所を回答。本文についてのやりとりはなし。伊藤なむあひ氏とも会うが、特になし。
  10. 第十八回文学フリマ後のやりとりに至る。

ツイート集

書くのめんどいけど、再度試み。 わたしが違和感をもったのは、以下の経緯によります。 ガイド掲載を打診されたので、「ありがとうございます。事前に原稿確認させてください」と言った。(雑誌などで執筆していると原稿確認はふつうのことなので、そういった)

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

すると、原稿確認は本来はしてないが今回は特別に、ということで、推薦文の確認をさせていただいた。少し誤字などあったから直してお戻しした。 すると「評定文というのがあり、それは当日まで読めない」と言われた。 そのときにはじめて評定文というのがあると知った。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

で、事前の原稿確認をお願いしてたので話が違うと思い、編集部の方にDMすると、それはやはり出来ない、と言われた。 カオスメンバーにも相談し、まあ何か意図があるんだろうし、まさか変なことは書かないだろう、ということで、了承をした。 後日、こんどはべつの編集者からメールがきた。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

掲載作が当日販売されてるかの確認。販売します、とお返しした。すると、「ご協力ありがとうございます。販促の一助となるよう努めてまいります」と返信がきた。 で、実際その〈評定〉というのには、販促の一助っていうか、「毒にも薬にもならないから要注意」とか書かれていた。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

これって〈作品への自由な感想が出て何が悪い!〉とかでは、なくね? というのが今のわたしの心境。どちらかというと、詐欺や嫌がらせを受けたに近い気分です。だって原稿確認させてくれるというのに評定文だけはダメだったり、販促の一助となるようとか言いながらそんな文だったり。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

@missremiss こんにちは。非公式ガイドの秋山です。ご意見ありがとうございます。評定の事前確認が出来ない理由の説明はありましたでしょうか。お手数お掛け致しますが、認識に齟齬が生まれるのを避けるため、確認させてください。

— 秋山真琴 (@unjyoukairou) 2014, 5月 8

@unjyoukairou 特にありませんでした。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8
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@missremiss めんどさを押してご意見書いてくださり、ありがとうございます。 もし差支えなければ、DMでのやりとりを、オープンにさせて頂けませんか? 目的は、私が何を伝えたのかと、どんな情報が足りなかったのかを、共有するためです。一字一句たがわずC&Pするとお約束します。

— 高村暦 (@takamurakoyomi) 2014, 5月 8

@takamurakoyomi はい。どうぞおつかいください。

— 富永夏海 (@missremiss) 2014, 5月 8

(文責:最高責任編集者高村暦、編集:牟礼鯨)

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